みなさーん、究極の質問です。「不安と不幸、どちらを選びますか?」
不安の意味は、心配で落ち着かないこと。
一方、不幸は、幸せでないこと(そのまんま、、、)。
不安は一時的なもので、不幸の方が継続的な状態だから、不幸よりは不安を選ぶかな、、
そう思いたくなりますが、この本を読んで気づきました。
実際には不安より不幸を選んじゃってるかも、と!
不安になりやすい心理や、生き方について数多くの本を出版されている、加藤諦三先生の本です。
これが実〜に心に刺さる内容でした。グサグサ刺さりすぎてハートが痛い!
特に図星だったのが「不安より不幸を選んでないか?」という問いかけでした。
たとえば、いまの仕事が辛い(不幸)けど転職したりするのも怖い(不安)という場合。
不安な気持ちになると恐怖でいたたまれなくなり、「この仕事を続ければ、最低限のお給料はもらえるから、、」と我慢してしまう。
不安を消すためだけの結論を出して、幸せになる可能性を消してしまうのですね。。
不安より不幸を選んでしまう、とはそういうことです。
「そんなの分かってるけど不安は苦しいんだよ〜!どうすればいいんだよ〜!?」
と半泣きにで読み進めたところ、どう考えどう行動すれば不安をしずめられるのか、ちゃんと書かれていました。
しかもタイトル通り40も。
この記事では、特に心に刺さったものを4つご紹介したく、よかったら続きを読んでください。
- メンタルについて学び始めたらさっそく当たりの本が!
- 「人は不安を避けるためには、死にものぐるいで不幸にしがみつく」
- 「自分の不安の原因を見つけ出す」
- 「『最高』ではなくても自分を受け入れる」
- 「『すべての悩みがなくなるような力』を求めてはいけない」
- まとめ:自分の不安と向き合ってよかった
メンタルについて学び始めたらさっそく当たりの本が!
先日こんな記事を書きました。
メンタルで悩む理由は、メンタルについて習ったことがないから - ふあんをFunに
本などでメンタルについて積極的に学べば、少しは心の扱い方がうまくなるかも!?
そう思っていろいろ探したところ、この本を見つけたんです。
概要にはこんな言葉が書かれています。
不安に支配されると、人は消耗していく。心にとって最大の敵である不安に押し潰されず、少しでもラクに生きるにはどうすればいいのか。
タイトルも概要も、不安解消法を記録するこのブログにピッタリ!
読んでみたら、これがまぁ、ピッタリを通り越して、グサグサ刺さって心が痛いこと、、。
しかし痛いところを突かれるだけではなく、ちゃんと不安がしずまったからびっくりです。
ここからは、特に心に残った言葉やヒントをご紹介していきます。
「人は不安を避けるためには、死にものぐるいで不幸にしがみつく」
まずはこれ、記事の冒頭に書いた究極の選択です。
不安と不幸、漢字も似ていますし、どちらも嫌な感情ですから、これまで混同してたかもしれません。
何か嫌なことがあると「なんかもう無理!」と思考停止になっちゃうんですよね、、。
しかし本にはこんな言葉がありました。
この会社が自分には向いてないと思っても、その会社を辞めないのは、その先がどうなるか不安だからである
ああああっ!
それなら私やっちゃってます、不安より不幸を選んでますっ!
仕事を辞めた後の将来に対する気持ちが「不安」で、嫌な仕事を続けることは「不幸」。
確かに不安と不幸は違うものですね。
仕事だけでなく、苦しい恋愛や結婚生活を続けてしまうことも、「不安より不幸を選んでる」といえそうです。
「怒りの感情より不安の感情は強い」とも書かれていました。
不安感はそれだけ強烈だから、不幸の方を選んでしまうけど、不幸になりたいわけじゃないですよね、、、。
いったいどうすればいいんでしょう?
「自分の不安の原因を見つけ出す」
不安と不幸の違いは分かったけど、強烈な不安感を手放すにはどうしたらいいの?
この本によれば、まずは不安と向き合うことが第一歩です。
「不安なときに、「自分の不安はなんなのか?」を考えることがまず第一歩である。 「種類は? 原因 は?」と考えていくことである。 人は本当の原因が分かったときに 悟りを開く」
なるほどー。
いつもは嫌なことがあると思考停止になる私ですが、不安をしずめるために心の解像度を上げてみました。
すると見えてきたのは、「今の仕事を辞めたら次は職が見つからず飢え死にするかも」という極端な思い込み。
今の仕事は正社員で会社も安定しているので、そこに執着していたんですね。
貯金の額は不十分で、若くないから転職には不利だけど、飢え死にはさすがに大げさかな、、、
あれ、確かに不安が少ししずまってますね!
ちょっと嬉しくなりながら読み進めたらこんな一文がありました。
問題の本質は、貯金の額ではなく、私たちの性格である
あいたたたた、、これも心にグサっときました。
「『最高』ではなくても自分を受け入れる」
こんな記事↓を書くくらい、自分を受け入れてきたつもりだった私、、、。
凡人でやりたいこともなかった私が転職せずに天職を見つけた話 - ふあんをFunに
しかし次の部分を読んで、まだまだ完璧主義に囚われていたと気づきました。
自分はなんでこのようなことを心配して眠れないのだと、自分の小心さに悩む。
些細なことに悩んで眠れなくなる自分の気の小ささに悩む。
そして何があっても動じない自分になりたいと願う。
そうした「理想の自分」に執着する。
おおらかな性格になりたい、心配性の自分はだめだ、そう思うことも完璧主義の一つだったんだ、、。
地味な事務職で満足しているから、自分は最高や完璧を求めたりしてない、そう思っていました。
しかし最高や完璧は、世間から見てキラキラしたものとは限らないんですね。
そうした「最高恐怖症」とも呼べる不安をしずめるためには、「次善の策をとる」ことが大切だそうです。
つまり「最高でなくてもできることをする」のです。
そうか、、、
今日できること、今の自分にでもできることは確かにゼロではないかも。
たとえば、、、
- 部署異動について調べてみる
- 仕事で困ってることを箇条書きにして上司にメールする
- 転職サイトを検索する
- 最近会社を辞めた同世代の友達に話しを聞く
こんなことを実行してみました。
どれも超〜ささいなことですが、現状を変えたら飢え死に、と思っていた私には大きな進歩!
そしてそして!実際に、少し不安がしずまったんです。
「次善の策、つまりできることをれば不安がしずまる」と学べたことは、とても大きな収穫でした。
「『すべての悩みがなくなるような力』を求めてはいけない」
そして最後に、いちばん深い気づきだったこの言葉をご紹介したいと思います。
「『すべての悩みがなくなるような力』を求めてはいけない」
これこそまさに、私が求めてしまい、結果として不幸になっていた考え方でした。
心配性を克服すれば、悩みがすべてなくなる。
理想の仕事が見つかれば、悩みがすべてなくなる。
非現実的だと思いつつも、心のどこかそんな理想を求め、自分や今の仕事にダメ出しを続けていたかも、、、。
そうですよね、すべての悩みがなくなるような力なんてありませんよね。
しかし「ない」と受け入れることは、現状に妥協し不安な日々に戻るという意味ではありません。
まず、不安から不幸にしがみついているという自分の現状に気づきました。
さらに今の自分は、「自分にできること」「今日できること」をすれば少しずつ不安を鎮まると知っています。
最高でなくても、万能でなくても、今の自分ができる小さな小さな行動を繰り返すこと。
そうして一つずつ、ぎゅっと握っていた不安と不幸を手放していきたいと思います。
まとめ:自分の不安と向き合ってよかった
今回の「不安をFunに」する方法は
- 不安を恐れるあまり、不幸にしがみついてないか考えてみる
- 不安から目をそらさず、不安の原因を明らかにしてみる
- 「最高の自分」にこだわらず、今できることをする
- すべての悩みがなくなる力を期待するのではなく、「次善の策」を繰り返す
でした。
不安だ不安だと言いつつ、不安から逃げることばかり考えていた私、、
しかしこの本のおかげで、正しく向き合えば不安はしずまる、と学ぶことができました。
(ただししずまるのはホントにちょっとずつです。「すべての悩みがなくなるような力」は無いですもんね。)
お腹に力をいれて、不安と向き合ってよかった。
この記事ではを少ししか書けませんでしたが、本当はもっとたくさんの「不安のしずめ方を」をご紹介したかったんです。
だけど心に刺さった言葉が多すぎて、いつまでもブログが書き終わらず、思い切ってぎゅっと絞ったのでした。
心配性だよー、不安に悩まされているよーという方には、ぜひ読んでみていただきたい一冊です。
心配性だって大丈夫!
自分の不安と向き合い、できることをちょっとずつ実行しつつ、なんだかんだ楽しく生きていきましょうね。
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