みなさーん、仕事で怒ってしまった後、「なんで怒ちゃったのかなぁ」と後悔したことはありませんか?
怒りっぽい自分を責めてしまうことは?
以前の私がそうでした。
仕事中なにかにつけて腹を立てるくせに、帰宅後に「今日も怒ってしまった、、」と落ち込む、毎日この繰り返しでした。
自分は怒りっぽい性格で、それを変えるのは難しい、といつも悩んでいたんです。
ところが今の会社に転職してしばらくしたある日、自分はさして努力をしてないのに怒る回数が減っていることに気づきました。
前の会社は困った人が多かった、と人のせいにしたいわけではありません(昔の同僚の名誉のためにも、そこは強調したい)。
それに転職なんて簡単ではありませんよね。
そうではなくて
性格を変えるより環境を工夫する方が簡単なのでは?
とお伝えしたいのです。
私の場合はたまたま転職で気づきましたが、そこまでしなくても、人との距離、テレビやネットの接し方を工夫するだけでも環境は変えられます。
ポイントは、「怒りの種」を遠ざけることです。
職場でなるべく議論やゴシップに巻き込まれず、変人とも言われないコツもお伝えします。
よかったら続きを読んでください。
- 怒りっぽいのは性格じゃなくて社風とか業界の慣習のせいかも
- 意思の力で性格を変えるのは難しいけど環境整備ならできるかも
- ニュースと距離を置き、怒りの種を遠ざける
- 人と距離をとっても変人と言われず、ゴシップに巻き込まれないコツ
- さいごに:環境を変えるのが難しい場合は目を閉じるだけでも
怒りっぽいのは性格じゃなくて社風とか業界の慣習のせいかも
いまの会社に移って半年ほど経ったある日、新しい同僚たちから「穏やかさん」と呼ばれてることを知りました。
猫をかぶっていたということもありますが、実際にほとんど怒ってないこと気づいたのです。
前の会社では穏やかさんどころか「おこりんぼさん」で悩んでいましたので、このあだ名はとてもうれしかったです。
しかし当然ながら、私が半年で良い人間に変われたわけではありません。
怒っている人がいないから私が怒る機会がないです。
今の会社が良い人ばかりで楽な仕事、というわけではないですよ。
いつもこんな記事を書いてるくらいですから、、。
では何が違うかというと、社風や業界の慣習が異なっているんです。
以前いたのは急成長しているぶん競争も激しい業界で、なにかあれば議論する、とりあえず物申すことが当たり前の社風でした。
一方、今の会社は成熟産業で、平均年齢も少し高めという環境です。
不満や理不尽の数は同じでしょうが、それをあまり表明しない社風なのです。
性格は変えられなかったけど、環境を変えたら怒ることが少なくなった、これは大きな発見でした。
前の会社のような環境の方が風通しが良いと評価する人もいるでしょう。
だからどちらが良いのかは一概にはいえません。
それに「たまたま転職した人はいいけど、環境を変えるのはそんな簡単じゃない」というご意見も当然あると思います。
私がお伝えしたいのは
- 環境が変われば自分のリアクションも左右される。
- 怒りっぽい、不安になりやすいなどで悩んでいたら性格のせいではなく環境の影響かもしれないので自分を責めないでほしい
ということなんです。
意思の力で性格を変えるのは難しいけど環境整備ならできるかも
そうなんです、環境ってめちゃくちゃ性格や感情に影響を与えてるんですよね。
相手が怒ればこちらも怒ってしまうし、そうなったら意思の力でコントロールすることはすごく難しい。
そういえば怒りっぽくって悩んでいた時期この本を読んだんです(文庫になる前の新書の時)。
これを読んでも結局おこりんぼのままでしたけど(汗)、この本の中で「本当だったなぁ」と思うのは
- 怒りが怒りを呼ぶ
- 怒る原因がないときはだれでも立派
の二つです。
だからこそ、「怒りの種」を遠ざけることをご提案したいのです 。
ニュースと距離を置き、怒りの種を遠ざける
怒りの種を遠ざけるいちばん簡単な方法は、入ってくる情報をコントロールすることです。
まずご提案したいのは怒ってしまいそうなニュースを見ないことです。
理不尽なニュースを見ればどうしても腹が立ってしまいます。
それが自分と無関係でも心の中には引火しやすいガスが充満して、ささいなことで怒りの火がついてしまうかもしれません。
心に可燃性のガスが入らないよう、以下のことを心がけています
ニュースを見ても全然影響ないよ〜、という心の強い方もいらっしゃると思いますが、私は影響されやすい、不安になりやすい人間です。
コロナ禍の緊急事態宣言など知っておかなければ困るニュースもありますが、それさえ押さえれば生活に支障はありません。
政治家の失言などのニュースが「怒りの種」となって、仕事で別の怒りを誘発したらもったいない。
私は朝から赤ちゃんが猫と遊んで動画や、芸人さんのYouTubeチャンネルを見ています。
意識高くないですが、笑顔で一日をスタートさせる方が仕事のパフォーマンスがよくなる気がします。
人と距離をとっても変人と言われず、ゴシップに巻き込まれないコツ
転職や異動でガラッと環境を変えるのは難しくても「怒りの種」になりそうな状況をできるだけ避けることをおすすめします。
それには「怒りや噂話に巻き込まれそうになったら物理的に会話時間を短くする」です。
相手の苦手な部分に接する時間が短ければそれだけストレスは減りますし、議論をふっかけられたりゴシップに巻き込まれる可能性も小さくできます。
話を短く切り上げるコツはこんな感じです。
- 喧嘩腰で話しかけられたら「あらら」とか「おや」と力の抜けた返事をして、相手の怒りを真正面から受けない
- 相槌を打たない。微笑のままうなずくだけにする
- すいません、おトイレ我慢してて、とかなんとか言ってその場から立ち去る
困った議論や噂話の時は相手が話しづらい状況を作るんですね。傾聴の逆です。
接する時間が短くすることには、こちらもボロが出ないというメリットがあります。
私が今の職場で「穏やかさん」でいられる理由の一つは、人と距離をとっているからです。
私の性格の黒〜い部分、ダークファニーを出さずに済んでるんですね。
同僚と距離を置きすぎると変人と言われないかな?と、心配な方もいらっしゃるかもしれません。
しかし笑顔(作り笑いでオーケー)を心がけていれば変人と言われないですよ。
おとなしい人、口数の少ない人、くらいだと思います。
困った会話が始まってしまっても、笑顔でただうなずいていれば相手が盛り「下がり」
、たいていそれでは乗り切れます。
それに、、、もしもちょっと変わった人と言われたとしても、「怒りの種」を少なくできるのであれば、私はそちらの方を選びたいかもです。
さいごに:環境を変えるのが難しい場合は目を閉じるだけでも
今回の「不安をFunに」する方法は
- 怒ってしまうのは性格でなく環境が原因かも
- 環境をがらっと変えるのは難しくても、怒りの種を少なくしていくと怒る機会が減る
- ニュースやツイッターなど、自分に無関係なことで心に怒りの種を植えないように工夫しよう
- 困った会話は短く切り上げる。笑顔でうなずいていればたいてい乗り切れる
でした。
今回の記事でいちばんお伝えしたかったのは、性格の傾向は自分の意思だけでできているのではない、ということ。
それに気づかず自分を責めている人が多いような気がしたからです。
自分の性格の改めたい部分が思うように変えられなかったら、どうかあまり自分を責めすぎず、環境の方に目を転じてみてください。
直属の上司や家族が怒りっぽい場合は「不安の種」を遠ざけることすら難しいかもしれません。
そんな時は目を閉じたり床を見たりして、相手の怒りの表情を視界から外すことだけでも良いと思います。
安らかな時間が一秒でも増えないか、考えてみていただければと思います。
おこりんぼさんだって大丈夫!
怒りの種が見つかったら遠くに放り投げて、なんだかんだ楽しく生きていきましょうね。
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