みなさーん、子どものころ好きだったサンリオキャラクターは何ですか?
ちょっと年齢がバレる話題(笑)。
全国巡回中の『サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史』が東京へやってきました。
懐かしいキャラクターたちに会いたくて、さっそく六本木ヒルズへ!
しかしそこで出会ったのは、けろけろけろっぴやタキシードサムだけじゃなかった。
幼いなりに人間関係に悩み、社会問題を考えていたあの頃の自分にも再会できたんです。
同級生に嫌なことを言われて好きな趣味をやめてしまった自分。
戦争の話題が怖くて眠れなかった自分。
そんなあの頃の自分に「よく頑張った」と言い、最後は世界平和を願いながら観覧を終えました。
こんな予想外の気持ちになるなんて、サンリオ展はただカワイイ・懐かしいだけじゃあありませんよ!
買ったグッズや混雑具合などもお伝えしたく、よかったら続きを読んでください。
- サンリオ展は2022.1.10まで六本木ヒルズで開催中
- 懐かしいキャラクターを見たら脳の疲労がとれた
- 実は本体より欲しかった?サンリオショップのおまけ
- 背伸びして読んでいた「詩とメルヘン」
- 子供のころの悩みを覚えてますか?
- 反戦をも象徴するキティと「カワイイ」のこれから
- 図録に入っていたサンリオショップの包装紙に興奮!
- サンリオ展は混雑も感染の心配もなく楽しめました
- 『サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史』東京展の開催概要
- まとめ:あの頃の自分に「よく頑張ったね」
サンリオ展は2022.1.10まで六本木ヒルズで開催中
9/17から六本木ヒルズシティビューで開催中の「サンリオ展」。
2020年で60周年を迎えたサンリオと「カワイイ文化」を振り返る大博覧会だそうです。
開催概要にはこんなことが。
いまや身近になった「カワイイ」という言葉、しかし30年前は、大人がキャラクターグッズを持ち歩くなど考えられなかったのです。
今では大人の男性がキャラクターグッズを持っていてもそれほど驚きません。
サンリオは日本のカルチャーを変えたと言っても過言ではないんですね。
そんな歴史も興味深いですし、なにより子ども頃ワクワクした懐かしのキャラクターたちに会いたい!
というわけで、さっそく六本木ヒルズに向かいました。
(静止画撮影OKでした!)
懐かしいキャラクターを見たら脳の疲労がとれた
キャラクター界の女王であるキティちゃんと増田セバスチャン氏によるシンボリックアートがお出迎え。
しかし私のテンションがいちばん上がったのは、タキシードサムです!
この瞬間まで存在を忘れてたのに(サムくんごめん)、この寸胴フォルムをみた瞬間に記憶がカムバック。
「このノート持ってた〜」「タキシードサムのかき氷器ほしかった〜」といろんなことを思い出しました。
懐かしいものを見ると、脳の疲れが取れるような気がするのは私だけでしょうか?
昔の記憶で、脳のふだん使ってない部分が刺激されるからかな?
けろけろけろっぴも、今見るとこのV字の口元が絶妙にカワイイ。
そういえば、「サイン帳」ってありましたねぇ。
デジタル時代の今の子たちも、手書きのメッセージを交換したりするのでしょうか?
実は本体より欲しかった?サンリオショップのおまけ
あとこれも見てください!
サンリオショップで買い物をすると、袋や包装紙に貼ってくれたおまけです。
うぎゃー、ノスタルジー。
正式には「プレミアアムマスコット」という名前みたい。
なんならサンリオショップで買ったものよりも、このマスコットの方がうれしかったかも?
集めたマスコットは大切に箱にコレクションしてました。
とっておけばよかったなぁ。
サンリオショップって、昔は「ギフトゲート」という名前だったような、、。
背伸びして読んでいた「詩とメルヘン」
懐かしさに興奮したのはキャラクターとおまけだけではありません。
これも忘れてました!「詩とメルヘン」!
運動神経が鈍かったので、外で遊ぶよりも室内で過ごすのが好きでした。
そんな子供にとって、無料で好きなだけ本を読んで過ごせる図書館は、本当にありがたい居場所だったのです。
そこにあったのが、「詩とメルヘン」でした。
いま思うとなんと素敵なタイトルでしょう。
小学生だった当時は、そのセンスの良さもわからず、ただちょっと大人びた真似をしたかっただけ。
本当は「いちご新聞」の方が楽しかったけど、「詩とメルヘン」が好きなふりをして、がまんして読んでいました。
それでも、言葉やイラストの美しさに触れることには、大いに意味があったと思います。
子供のころの悩みを覚えてますか?
そういえば「サンリオSF文庫」ってありませんでしたっけ?
「詩とメルヘン」はは背伸びしてただけだけど、翻訳物のSF小説には心から没頭してたんです。
図書館の子供室にあったSFは片っぱしから読みました。
そこにサンリオSF文庫もあったと思うんだけどな〜、今回は見つけられず残念。
そんなに没頭したSFなのに、思春期のころは読むのをやめていたんです。
理由は、同級生女子からこんなことを言われるようになったから。
「男子と話題を合わせたくてSFを読んでるんじゃないの?」って。
うわぁめんどくさい。
そう、子供の世界にもちゃーんとめんどくさい人間関係があったんですよね。
しかもあの頃は、クラスの友達が人間関係の大半を占めていました。
忘れていたけど、今よりもっともっと悩んでいたはず、、、。
「サンリオ展」の展示にあった昭和54年のいちご新聞は、自殺についての特集でした。
成長するにつれ、悩みは恋愛、結婚、仕事、そして今や自分と家族の病や老い、へ。
大人の悩みの方が深刻、大人の方が大変、そんな風に思っていたけど、違いますね。
人生いつだって「今がいちばん大変」なんですね。
40年前のいちご新聞は「いつ戦争はやむの」と問いかけています。
子供時代の方が、戦争や公害のニュースに胸を痛めていたことを思い出しました。
当時はそういうニュースを見るたび、怖くて眠れなくなったものです。
幼いながら、人間関係や世の理不尽に耐えていたんだなぁ、、、。
今も頑張ってるけど、子供のころの自分も頑張った。だから今がある!
よく頑張ったぞ、あのころの私。
反戦をも象徴するキティと「カワイイ」のこれから
意外に感じた「サンリオと反戦」の組み合わせ。
しかしエピローグで、それは60年間ずっとサンリオが発信してきたメッセージだと知りました。
キティちゃんのリボンは世界中の人たちを結ぶシンボルで、平和への願いが込められているそうです。
世界中の人たちがいがみ合うことなく、仲良くすることができたとき、ハローキティは役目を終える
平和は実現してほしいけど、キティちゃんが消えてしまうなんて寂しい、、、。
でもきっと、キティちゃんには新たな役目が与えられると思います。
サンリオ展では、各界のアーティストによるオリジナル作品も観ることができました。
戦後の復興が完了したころ、日用品にカワイイを加えてファンシーグッズに変えたサンリオ。
そのキャラクターたちはいつの間にかアートとも融合してたんですね。
どんどん進化する「カワイイ」ですから、平和になった後だって、キティちゃんは新たな形で残るはず。
カワイイと平和、どちらもずっと続きますように、と願って観覧を終えました。
ただ懐かしい気持ちになりたくて出かけた「サンリオ展」。
こんな優しい気持ちでに見終われるなんて、うれしい予想外でした。
ただの回顧展ではなかったー!
図録に入っていたサンリオショップの包装紙に興奮!
さて、美術展の後のお楽しみといえばオリジナルグッズ!
マスクやランチトートなど、日常に役立つものが多かった印象ですが、よく考えたら、ファンシーグッズとは「カワイイ日用品」ですもんね。
公式サイトの下の方に、グッズの写真と値段がたくさん紹介されています。
私は図録を買いました。
なぜなら図録に昔のサンリオショップの包装紙があったからです。
両親や親戚に買ってもらったり、友達と誕生日会でプレゼント交換したり。
そんなときにはいつもこの包み紙と、リボン代わりのおまけがあったような。
図録の見本に、包紙の実物が綴じ込まれているのをみて、テンション上がって図録を買いました。
もちろん、全キャラクターの解説もあります。
会場と同じフロアにある「THE SUN & THE MOON」というレストランは、サンリオコラボカフェになっていました。
キャラクタースイーツやアフタヌーンティーセットまであるそうです。
チケットがもともと日時指定ですから、お店の前も混雑していませんでしたよ。
コラボカフェ / レストラン - サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史|東京シティビュー
六本木ヒルズの眺望も素晴らしいし、一人じゃなかったら利用したかったなぁ。
サンリオ展は混雑も感染の心配もなく楽しめました
いま外出するときに、どうしても避けられないのがコロナ感染の心配です。
個人的には感染の心配なく、安心して楽しめました。
まずチケットが日時指定券なので、コロナ前のような「密」はありませんでした。
入り口で検温を見かけなかったのですが、横にいた人が「ちゃんと検温できなかったので、もう一度検温させてください」と言われてたのです。
ということは、係の人が一人一人体温を確認してるということですね。
会場の他に心配なのがエレベーター。
会場の東京シティビューは六本木ヒルズ森タワーの52階にあるため、エレベーターに乗る時間が長めです。
それも、コロナ前より少ない人数しか案内しておらず、間隔を開けていたので安心でした。
私が行ったのは、緊急事態宣言解除前の9月の休日。
前日に思い立ち、急きょチケットを買いましたが、どの時間も空いていました。
緊急事態宣言は解除されましたが、この記事を書いている10月2日現在も、十分に余裕があるみたいですよ。
サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史|イベントのチケット ローチケ[ローソンチケット]
『サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史』東京展の開催概要
今後も全国を巡回する「サンリオ展」、東京展は来年2023年の1/10までです。
- 会期:2021年9月17日(金)~2022年1月10日(月・祝)
- 会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52 階)
- 休館日:会期中無休
- 開館時間:10:00~21:00(最終入館20:30)
- チケット代:平日とそれ以外、前売券と当日券で違います。こちらでご確認ください。サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史|東京シティビュー
サンリオ展に限らず、六本木ヒルズの展覧会は展望台の入場料が含まれるので少しお高めです。
その代わり東京の空に浮かんだような気分が味わえました。
(グッズ付きチケットもあり)
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、これからもどうなるかわかりません。
最新情報は公式Twitterで確認するのが良さそうです。
まとめ:あの頃の自分に「よく頑張ったね」
今回の「不安をFunに」する気づきは
- サンリオ展で懐かしいキャラクターに再会したら脳の疲れがとれた
- 子供のころの自分も頑張ってたと思い出した
- 平和を願って見終わるサンリオ展はただの回顧展じゃない
でした。
忘れていたけど、子供時代にも眠れないくらい不安な日はたくさんあったなぁ。
子供のころから心配性だったんですね。
幼いなり懸命に生きてたあの頃の自分に「よく頑張ったね」と心の中で声をかけながら、六本木を後にしました。
東京の後は「新潟、福岡、宮崎、他 開催予定」だそうです。
みなさんもサンリオ展に足を運んで、懐かしいキャラクターとあの頃の自分に再会してみてはいかがでしょう?
心配性だって大丈夫!
サンリオのカワイイキャラクターに癒されつつ、なんだかんだ楽しく生きていきましょうね。
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