みなさーん、皆さんは、一生懸命やってるのに、さらに上司からプレッシャーをかけられたことはありませんか?
私は先日、プロジェクトリーダーから、仕事の前倒しを命じられて、泣きそうになりました。
いまだって週末返上で働いているのに、、、。
悔しい気持ちで、リーダーの目を見返した時に気づきました。
「あっ、リーダーも不安なんだ!」と。
プロジェクトリーダーは、いつも元気で、役職も社歴も私より上です。
他人の心の中は見えないので、つい普段の言動で判断してしまいます。
「リーダーは強いから、心配性の私の気持ちなんて分からない」
そう決めつけていました。
だけど、不安なのは自分だけじゃなかった、そう思ったらなんだか楽になりました。
今まで、私の不安を分かって!と押し付けていたかもしれない。
それに気づいて接してみると、不思議なことに、リーダーの態度も柔らかくなりました。
どういうことかご説明したく、よかったら続きを読んでください。
- リーダーに命じられた、非現実的な指示
- 自分がピンチだからこそ、他人を追い詰める
- 「私の不安を分かって!」と思い過ぎていた
- 相手への思いやりが自分も救う
- まとめ:人の心の中は見えないけど、自分と同じと想像してみよう
リーダーに命じられた、非現実的な指示
1年ほど前から、長期プロジェクトに参加しています。
海外拠点も含む、全グループ会社のシステムを入れ替える、大掛かりなプロジェクトで、私は一般ユーザーとして、試作品をテストし、エラーを報告したりします。
このプロジェクトに指名されたのは、心配性を買われてのことです。
私の特技は「心配性」|不安になりやすい性格はメリットいっぱい【仕事にも人生にも】 - ふあんをFunに
いかに小さな役割でも、通常業務に加えて、プロジェクトの仕事をするのは、かなりの負担です。
それでも、欠点だと思っていた心配性で、誰かの役に立てるならうれしいと頑張っていました。
ところが先日、プロジェクトリーダーの方から、「もっと早くテスト結果を報告して」と言われてしまいました。
プロジェクトは、普段の仕事と掛け持ちです。
今でさえ、残業したり、週末に働いたりしてるのに、これ以上、仕事を前倒しするのは、非現実的です。
私は泣きそうになりました。
自分がピンチだからこそ、他人を追い詰める
「ひどい、、、。
リーダーはメンタルも強いし、仕事が好きだから、前倒しなんてことが言えるんだ。
これ以上早くやれなんて、私も他のプロジェクトメンバーも病気になってしまう」
そんな、絶望的な気持ちで、リーダーの顔を見返しました。
ところが、そこにあったのは、メンタルが強いどころか、追い詰められた人の表情!
リーダーは確かに私より仕事ができて、精神力もある。
しかし、強いリーダーにも、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうなことがある、
そんな当たり前のことに気づきました。
リーダーは、スケジュールに間に合うか、自分が不安だから、私たちに無理を命じたようです。
他人を追い詰めてしまう人は、自分が追い詰められているのかもしれません。
「私の不安を分かって!」と思い過ぎていた
私は私で、自分のことばかりに目が向いていました。
「仕事の負担が限界です。こんなプロジェクトをあと何年も続けられるか、不安なんです。分かってください!」、
リーダーに訴えたかったのは、そんなことばかり。
不安というものは、時にどんどん膨らんで、一人で抱えきれなくなります。
元は仕事の不安だけだったのに、次第に「私の現状を分かってもらえない」という、
別の不安が加わり、気持ちがはち切れそうになっていました。
プロジェクトリーダーは、仕事の上司とは別で、所属本支店も違うため、ゆっくり話したことはありません。
だけど、「私の負担を分かって!」というこちらの焦燥は、態度に現れていたでしょう。
リーダーは、「こっちはもっと大変だよ」と、余計に、頑なな態度をとっていたのかもしれません。
相手への思いやりが自分も救う
リーダーの疲れた目を見てようやく、相手の苦労に思いを馳せることができました。
リーダーは、役職が上の方ですので、あからさまに労うような言葉をかけることはできませんが、
「全体スケジュールを管理するお立場から、前倒しの指示を出されたことは理解しました。こちら側の状況をお伝えしますと、、、」
と、指示されたスケジュールが、現場にとって、なぜ非現実的かを、穏やかに説明しました。
すると、不思議なことに、「そうか、これ以上早めるのは難しいか、、、」と、
リーダーが折れてくれました。
思い返してみると、
「(相手の立場や指示の意図を)理解しました」という言葉を使ったこと
「ですが」や「しかし」など、逆接の接続詞を使わなかったこと
できるだけ穏やかな表情と口調で、話したこと
この3点が、良かったのではないかと思います。
私の目には、リーダーに対する理解が表れていたかもしれません。
リーダーの目が、彼の苦労を物語っていたように。
自分の不安を分かってほしいばかりに、「無理です!」などと感情をぶちまけなくて、本当によかった。
もしそんなことをしていたら、リーダーをさらに追い詰め、私には「感情のコントロールができない、成熟していない」という評価が付いていたことでしょう。
リーダーの苦労を察したことにより、自分の気持ちもゆるみ、さらには、相手から譲歩をしてもらうことができました。
思いやりは、相手のためだけではなく、自分も救ってくれると学びました。
まとめ:人の心の中は見えないけど、自分と同じと想像してみよう
今回の「不安をFunに」する方法は
- 不安なのは自分だけ、と勝手に孤独に陥らない
- 普段は強気な人でも、不安で苦しんでいる時もある、と知る
- 自分の気持ちを押し付け過ぎると、相手がかたくなになってしまう
- 思いやりの気持ちは、相手の気持ちをほぐし、無用な対立を遠ざける
でした。
今回の出来事で、もっとも深い気づきだったのは「不安なのは自分だけじゃない」ということです。
プロジェクトリーダーのような、プレッシャーの多い仕事してる人は、不安など無縁、どこかでそう思い込んでいました。
いや、もっとですね。
「私は心配性で傷つきやすいから、リーダーより辛いの!」と、どこかで自分を特別視していたように思います。
他人の気持ちは、見えないから、普段の言動や立場で判断してしまいがちでした。
これからは、「相手も私と同じように不安かも」、と、いたわりを持って、人の気持ちを想像するようにします。
心配性だって大丈夫!
不安になるのは、誰でも同じです。
不安仲間がいつも一緒ですから、さみしくありませんよ!
感情的にリアクションすることデメリットだらけです
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